朝井リョウさんの『スペードの3』を読みましたよ〜。(読書感想文レビュー)

読書

こんにちは〜。

マクドナルドの一番角の席でオードリーさんのオールナイトニッポンを聴きながらこのブログを書いていることでお馴染みPeDeです。

いや〜、若林さんは東京ドームでライブが成功したことがよっぽど嬉しかったことがわかります。笑

私も行きたかったあなぁ〜。笑

さて本日は朝井リョウさんのスペードの3を読みましたので、そちらの読書感想文を綴りたいと思います。

朝井リョウさんの『スペードの3』を読みましたよ〜。

はじめに

この話は3部構成の短編小説です。

1章ではミュージカル女優のつかさを囲うファンクラブ『ファミリア』を束ねている美知代に注目したストーリーなのですが彼女は普段の日常に不満足感があります。

彼女が生きがいを感じ、ある種の安心感を得られるのはそのファンクラブでの活動だけなのですが、ある日小学校時代にコンプレックスを抱いていたクラスメイトがファミリアに加入することから物語が動き出すというストーリーです。

主題

朝井リョウさんの言語化できないけれども、なんとなく共通認識としてある鬱屈とした感情の描写がすごく上手でありそこが印象に残りました。

また美知代は私に性格が似ていると思いました。

おそらく彼女は、どちらかというと器用な性格であると思います。

しかしそうした人は大きなミスをした経験が不足したまま成長するので、大きな傷を負わないように大人になるにつれて歪んだ負けん気根性を作ることで自己防衛をすると言うことがあると思います。

具体的なことを言うと、負けるのが嫌すぎてそもそも勝負を受けないことで負けはしない。と言うやつです。

美知代は他人のことを自分の小さな尺度の中に押し込めて評価をすることで上に立ち、それによって自身の自我を保っている性格をしています。

しかし私は美知代のことを必ずしも悪い人間だというふうには思いませんでした。

なぜなら、おそらくこうした手段は20年くらい前までは有効だったのだろうと思うからです。

でもSNSの登場によってこうした醜さが以前よりも露骨に見えてしまうようになったような気がしています。

美知代はファミリアという閉じた共同体の中ではリーダー的なポジションを確立していましたが、元クラスメイトという外の存在が入ってくることでこれが壊れ始めます。これはSNSで自分よりもすごい人の存在をみてしまうことに似ているのではないかと感じました。

考察

現実世界での満たされない感情を時間をかけて自分の中に落とし込んでいる最中にSNSという現実を叩きつけられることで自分自身を保つことが難しいと感じることが現代ではあります。

美知代はクラスメイトが登場したことで弱い部分が見えましたが、もしそうでなければ頼れるリーダーとしてきっとそれなりには幸せだったというふうに考えます。

クラスメイトは悪人というわけでは特にないのですが、1人の人間の登場によって自分にとって場面の展開が一転するということは現実にもあることだなと思いました。

まとめ

朝井リョウさんのスペードの3は、言語化できない人間のドロドロとした感情をうまく描写されており、また1、2章でスーパースターのように描かれていたつかさについて3章ではつかさ視点でのストーリーを描き、それほど2章までのつかさをスタート崇めていた人物像と本質的には変わらないところなどが舞台裏のように描かれており面白いと感じました。

読んでみてくださいね〜。

よければインスタで読んだ本の紹介をしているのでのぞいてくださいね〜。

本日は以上です。

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