
こんにちは〜!
本日もブログをご覧いただきまして、ありがとうございます!!
今回は世界最大級のヘルスケア企業『ジョンソン・エンド・ジョンソン』についての企業研究記事になります!!

『ジョンソン・エンド・ジョンソン』ですか〜。以前熱が出た時にここの会社が出していた『タイレノール』という解熱剤を飲んだらみるみるうちに体調が改善していったのを覚えています!!

解熱剤のアセトアミノフェンが含まれているお薬ですね!
薬学部のみなさんはおなじみかもしれません!
知名度はもちろんのこと、『ジョンソン・エンド・ジョンソン』の名前はさまざまな状況で見かけますが、今回は企業研究を深めていきたいと思います!
今回の記事ではグローバルトータルヘルスケア企業の『ジョンソン・エンド・ジョンソン』についての企業研究記事になります!!
現在、企業研究をされている方や、就活中の方に特におすすめの記事になります!!

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それでは本編どうぞ!
事業内容
ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)は、1886年に設立されたアメリカ合衆国ニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を置く、世界最大級の総合ヘルスケアカンパニーです。CEOはAlex Gorskyで、約117,900人の従業員が働いています。

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、以下の3つの主要事業セグメントで事業を展開しています。
- コンシューマー ヘルスケア: 「バンドエイド」や「リステリン」など、一般消費者向けのヘルスケア製品。
- 医療機器: 外科手術や整形外科で使用される医療機器。
- 医薬品: 免疫学、感染症、神経科学、腫瘍学などの治療領域に対する薬剤。

なるほど。
薬はもちろん、医療機器や健康食品も扱っているようなイメージですね!!
グループ会社について
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、複数のグループ会社を通じて幅広いヘルスケア事業を展開しています。
1. ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
日本におけるJ&Jの主要な法人で、医療機器やコンシューマーヘルスケア製品を提供しています。
社内カンパニー制により、メディカルカンパニー(メドテック)とビジョンケアカンパニーの2つの事業分野でビジネスを展開しています。
2. Johnson & Johnson Innovative Medicine
医療用医薬品事業を担当し、さまざまな疾患領域において深刻な病気と複雑な医学上の課題に取り組んでいます。
特に、がん、免疫疾患、感染症などの治療薬の開発に注力しています。
3. エイエムオー・ジャパン株式会社
眼科医療機器事業を担当し、眼科関連の製品やサービスを提供しています。
コンタクトレンズや眼科手術用機器など、目の健康を支える包括的なソリューションを提供しています。
4. 日本アビオメッド株式会社
心臓関連の医療機器を提供する企業で、特に心臓補助装置や心臓ポンプなどの製品を取り扱っています。
心臓病患者の治療と生活の質の向上に貢献しています。

これらのグループ会社を通じて、ジョンソン・エンド・ジョンソンは多様な医療ニーズに応え、グローバルなヘルスケアリーダーとしての地位を確立しているのですね!!
得意領域
1. 医薬品
J&Jの医薬品部門(ヤンセンファーマ)は、以下の主要な疾患領域に注力しています。
- 循環器疾患、代謝・網膜疾患: 心血管疾患や糖尿病、網膜疾患の治療薬を開発。
- 免疫疾患: リウマチやクローン病などの自己免疫疾患に対する治療薬。
- 感染症・ワクチン: HIVや結核、COVID-19などの感染症に対する治療薬とワクチン。
- 精神・神経疾患: うつ病や統合失調症、アルツハイマー病などの治療薬。
- がん: 血液がんや固形がんに対する治療薬。
- 肺高血圧症: 肺動脈性肺高血圧症の治療薬。
2. 医療機器
J&Jの医療機器部門(ジョンソン・エンド・ジョンソン メドテック)は、以下の領域で強みを発揮しています。
- 外科: 縫合用製品、創傷管理製品、止血材、低侵襲手術製品など。
- 整形外科: 膝・股関節の再建手術、脊椎脊髄手術、スポーツ整形用インプラントなど。
- 心疾患: 心房細動のカテーテルアブレーション治療に使用される製品。
- 脳血管疾患: 脳卒中治療に使用される塞栓用コイルや頭蓋内ステント、血栓除去デバイス。
3. コンシューマーヘルスケア
J&Jは、一般消費者向けのヘルスケア製品でも広く知られています。
- スキンケア: 「ニュートロジーナ」や「アヴィーノ」などのブランド。
- オーラルケア: 「リステリン」などのマウスウォッシュ製品。
- ベビーケア: 「ジョンソンベビー」ブランドの製品。
- OTC医薬品: 「タイレノール」や「モトリン」などの市販薬。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの商品紹介
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、幅広いヘルスケア製品を提供しています。以下に、主要な商品をジャンル別に紹介します。
スキンケア
オーラルケア
ベビーケア
OTC医薬品

『タイレノール』は本当にめちゃくちゃ聞きますよ!!
熱がある方は一度使ってみてください。製品力の高さに脱帽です!!
どれもメジャーなものばかりですね!!
経営理念

ジョンソン・エンド・ジョンソンの経営理念は「我が信条(Our Credo)」として知られ、顧客、社員、地域社会、株主に対する責任を明示しています。この信条は、企業の行動指針として60年以上にわたり受け継がれています。
1. 顧客に対する責任
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、製品やサービスを利用する患者、医師、看護師、そして一般消費者に対して第一の責任を負っています。
すべての活動は高い質を保ち、価値を提供し、適正な価格を維持することが求められます。顧客からの注文には迅速かつ正確に対応し、ビジネスパートナーにも適正な利益を提供することが重要です。
2. 社員に対する責任
全社員が個人として尊重され、多様性と尊厳が認められる職場環境を提供することが求められます。
社員は安心して働ける環境で、目的意識と達成感を得られるようにすることが重要です。
公正な待遇と安全な労働環境を提供し、社員の健康と幸福を支援します。また、社員の提案や苦情が自由にできる環境を整え、能力開発や昇進の機会を平等に提供します。
3. 地域社会に対する責任
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、地域社会および全世界の共同社会に対して責任を負っています。
ヘルスケアの充実や健康の増進、教育の改善に寄与し、適切な租税を負担します。また、環境保護と資源の保護にも努め、良き市民として社会事業や福祉に貢献します。
4. 株主に対する責任
最後に、会社の株主に対する責任があります。
事業は健全な利益を生み出し、新しい考えや技術を試みることが求められます。
研究開発を継続し、革新的な企画を開発し、将来に向けた投資を行います。これらの原則が実行されることで、株主は正当な報酬を享受することができます。

顧客、社員、地域、株主に対して誠心誠意向き合っているのですね!!
競合他社との比較

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、ファイザーなどの競合他社と比較して、一般消費者向け製品から高度な医療機器まで幅広い製品群を提供しています。
これにより、競合他社との差別化を図っています。
主要な競合他社
- ファイザー(Pfizer)
- アストラゼネカ(AstraZeneca)
- ノバルティス(Novartis)
- メルク(Merck)

やはり『ジョンソンエンドジョンソン』自体がちょうグローバル企業なだけあって、競合も錚々たるメンツですね。
事業内容の比較
- ジョンソン・エンド・ジョンソン: J&Jは、コンシューマーヘルスケア、医療機器、医薬品の3つの主要セグメントで事業を展開しています。特に、医療機器と医薬品の分野で強みを持ち、幅広い製品ラインを提供しています。

冒頭にありましたが、やはり幅広いのが特徴ですね!
- ファイザー: 主に医薬品の研究開発と販売に注力しており、特にワクチンやバイオ医薬品で強みを発揮しています。
- アストラゼネカ: 医薬品の研究開発に特化しており、特に腫瘍学、心血管、呼吸器の分野でリーダーシップを発揮しています。
- ノバルティス: 医薬品とジェネリック医薬品の両方を提供しており、特に腫瘍学と眼科の分野で強みを持っています。
- メルク: 医薬品とワクチンの研究開発に注力しており、特に感染症と腫瘍学の分野でリーダーシップを発揮しています。
財務指標の比較
- 売上高: J&Jの2024年の売上高は約820億ドル。ファイザーやノバルティスも同様に高い売上高を誇りますが、J&Jは医療機器セグメントがあるため、より多様な収益源を持っています。
- 研究開発費: J&Jは年間50億ドル以上を研究開発に投資しており、競合他社と比較しても高い水準です。
- 株価収益率(P/E): J&JのP/Eは26.1で、業界平均よりも低く、投資家にとって魅力的な評価を受けています。
市場での地位
- ジョンソン・エンド・ジョンソン: 世界最大級のヘルスケア企業として、幅広い製品ラインとグローバルなプレゼンスを持っています。
- ファイザー: ワクチンの分野で特に強力な地位を築いており、COVID-19ワクチンの成功でさらに注目を集めました。
- アストラゼネカ: 腫瘍学と心血管の分野でリーダーシップを発揮しており、革新的な治療法を提供しています。
- ノバルティス: 腫瘍学と眼科の分野で強みを持ち、ジェネリック医薬品市場でも重要なプレーヤーです。
- メルク: 感染症と腫瘍学の分野でリーダーシップを発揮し、特にワクチンの研究開発で強力な地位を築いています。
競争優位性
- ジョンソン・エンド・ジョンソン: 幅広い製品ラインと多様な事業セグメントにより、経済的な安定性と成長の機会を提供しています。
- ファイザー: ワクチンとバイオ医薬品の分野での強みが競争優位性を高めています。
- アストラゼネカ: 特定の治療分野での専門知識と革新が競争優位性を支えています。
- ノバルティス: ジェネリック医薬品市場でのプレゼンスと腫瘍学の強みが競争優位性を提供しています。
- メルク: 感染症と腫瘍学の分野でのリーダーシップが競争優位性を高めています。
最近の動向

ジョンソン・エンド・ジョンソンは、研究開発への巨額な投資を続けており、常に業界をリードする存在です。
また、M&Aを通じて技術的および運用上の強化を図っています。
1. 新しい抗癌剤の承認
2025年1月、ジョンソン・エンド・ジョンソンは新しい抗癌剤「カーフェラ」のFDA承認を受けました。この新薬は特定の難治性ガンに対する治療法として注目されています。
2. Varipulse手術の一時中断
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、米国でのVaripulseパルスフィールドアブレーション(PFA)システムを使用した治験を一時中断し、安全性のレビューを行っています。
神経血管イベントの報告を受けて慎重な対応が求められています。
3. ビジョンケア部門の新プレジデント就任
2025年1月1日付で、ステファン・ガーがジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケア カンパニーの共同プレジデントに就任しました。
4. コンタクトレンズケア用品の新キャンペーン
2024年11月、ジョンソン・エンド・ジョンソンはコンタクトレンズケア用品「アキュビュー リバイタレンズ」と漫画『はたらく細胞』のコラボレーションキャンペーンを実施しました。
社会貢献活動
同社は、地域社会への貢献にも力を入れており、医療アクセスの向上や教育支援、災害支援などの活動を行っています。これにより、企業の社会的責任を果たしています。
1. 災害支援
J&Jは、自然災害の被災地支援を継続的かつ多角的に行っています。
具体的には、災害発生時に迅速に医療物資や支援金を提供し、被災地の復興を支援しています。また、「TOMODACHI J&J 災害看護研修プログラム」を通じて、災害看護分野のリーダーを育成し、災害に強い医療・看護基盤の構築を目指しています。
2. ヘルシー・ソサエティ賞
J&Jは、「ヘルシー・ソサエティ賞」を設立し、健やかな社会の実現と国民生活の質の向上を目指して献身的に活動する個人や団体を表彰しています。
この賞は、健康増進や医療アクセスの向上に貢献する取り組みを支援することを目的としています。
3. キッザニア東京の「病院」パビリオン
J&Jは、キッザニア東京に「病院」パビリオンを出展し、子どもたちが医師や看護師、薬剤師、救急救命士としての役割を体験できる場を提供しています。
この取り組みは、医療の重要性や命の大切さを子どもたちに伝えるとともに、将来の医療従事者の育成にも寄与しています。
4. JAPAN COMMUNITY IMPACT(JCI)
J&Jの社員が主体となって進める社会貢献活動プログラムです。
社員が地域社会に貢献するためのボランティア活動やチャリティーイベントを企画・実施し、地域社会の健康と福祉の向上に努めています。
5. 環境保護への取り組み
J&Jは、持続可能な製品開発やエネルギー効率の向上、廃棄物削減などの環境保護活動にも力を入れています。
これにより、地球環境の保護と企業の持続可能な成長を両立させることを目指しています。

これらの取り組みを通じて、J&Jは「我が信条(Our Credo)」に基づき、地域社会や地球環境に対する責任を果たしています。
研究開発
1. グローバルな研究開発ネットワーク
J&Jは、世界中の研究機関や大学、バイオテクノロジー企業と協力し、最先端の医療技術を開発しています。
例えば、日本では大阪大学、東京大学、京都大学、慶應義塾大学、筑波大学などと共同研究契約を締結し、革新的な治療法の開発を進めています。
2. イノベーションセンター
J&Jは、アジアパシフィックイノベーションセンターを含む複数のイノベーションセンターを設立し、初期段階のヘルスケア・イノベーションを探索・評価・育成しています。
これにより、世界中の有望なアイデアを迅速に実用化することが可能となっています。
3. AIと創薬技術の融合
J&Jは、AI技術を活用した創薬研究にも力を入れています。
例えば、インタープロテイン社との共同研究により、自己免疫疾患に関与する特定のタンパク質間相互作用を標的とした新しい低分子化合物の開発を進めています。
4. 研究インキュベーションプログラム
J&Jは、武田薬品工業や湘南ヘルスイノベーションパークと共同で「病のない世界」研究インキュベーション事業を立ち上げ、肺がん、近視、健康長寿、乳幼児アレルギー、ニューロサイエンスの分野で画期的な技術や課題解決法を開発しています。
5. ペプチド創薬
J&Jは、ペプチドリーム社と提携し、ペプチド創薬プラットフォームを活用して新しい治療法を開発しています。これにより、幅広い患者層に対する革新的な治療法を提供することが可能となっています。

これらの取り組みを通じて、J&Jは医療の未来を切り拓き、アンメットメディカルニーズに応えるための革新的なソリューションを提供し続けています。
まとめ
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、世界最大級の総合ヘルスケアカンパニーとして、医薬品、医療機器、コンシューマーヘルスケアの3つの主要事業セグメントで幅広い製品とサービスを提供しています。1886年の設立以来、J&Jは「我が信条(Our Credo)」に基づき、顧客、社員、地域社会、株主に対する責任を果たし続けています。
主なポイント
- 事業内容: 医薬品、医療機器、コンシューマーヘルスケアの3つの主要セグメントで事業を展開。
- 経営理念: 「我が信条」に基づき、社会的責任を重視。
- 競合他社との比較: ファイザーやアストラゼネカなどの競合他社と比較して、幅広い製品ラインと多様な事業セグメントを持つ。
- 最近の動向: 新薬の承認や医療機器の安全性レビュー、イノベーションと技術開発への注力。
- 研究開発: グローバルな研究開発ネットワーク、AIと創薬技術の融合、研究インキュベーションプログラムなどに注力。
- 社会貢献: 災害支援、ヘルシー・ソサエティ賞、キッザニア東京の「病院」パビリオン、環境保護への取り組みなど。

J&Jは、革新的な医療ソリューションの提供を通じて、世界中の人々の健康と福祉の向上に貢献しています。これからも、持続可能な社会の実現に向けて、さらなる成長と発展が期待されます。

ということで本日のブログは以上になります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!!
次回の記事でお会いしましょう!!
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