こんにちは〜。
本日もこちらのブログにお越しいただきまして、ありがとうございます。
さて本日は2024年7月から公開しています、映画『フェラーリ』の考察や見どころ紹介、レビューをさせていただきたいと思います!!
マイケルマン監督、アダムドライバー主演、ペネロペクルス、シェイリーンウッドリー、ガブリエルレオンなどが出演している今作では、フェラーリが今に至るまでを、ロードレースのミッレミリアを山場に描いた作品です。
今回ご紹介する映画『フェラーリ』は、車好きなら一度は憧れる、フェラーリの創設者であるエンツォ・フェラーリの半生を描いたものになります!!
教養として劇場で観よう、くらいに考えていたのですが、ストーリーが予想以上に面白かったため、今回皆さんにご紹介させていただきます!!
この記事を読んで、気になった方は劇場に行ってみてくださいね!!
この記事は10〜15分くらいで読んで頂ける、2024年7月現在公開中の映画『フェラーリ』の見どころやレビュー、考察をする記事になります。
はじめに
まずは、ご紹介する映画『フェラーリ』のあらすじをご紹介します!!(だるい方はあらすじは飛ばしてください!笑)
この映画は、主人公エンツォ・フェラーリの仕事人としての人生と、一人の人間としての人生を描いた、感動する系の話になります。
この映画は、1957年のイタリアを舞台に、自動車メーカー「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリの激動の人生を描いた伝記映画です。
エンツォは妻ラウラとともに設立した会社が経営危機に瀕し、息子ディーノの死によって家庭も崩壊寸前。さらに、愛人リナとの間に生まれた息子ピエロを認知することもできない状況にあります。
そんな中、エンツォは再起をかけて、イタリア全土を走る過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑むことを決意します。
映画は、エンツォ・フェラーリ役をアダム・ドライバーが演じ、ペネロペ・クルスやシャイリーン・ウッドリーも出演しています。
どんな人におすすめ?
というようなこの話ですが、(長々とすみません。笑)
ズバリおすすめしたい方は、
・車が好きな人、特にフェラーリが好きな人やモータースポーツに興味がある人。
・伝記映画が好きな人。
・家族愛系の映画が好きな人。
などになります!!
この映画では実在した人物の物語であるだけに、リアルな人間模様が描かれます。
またそうした中で、劇中に頻繁に現れるフェラーリのレースシーンは、エンジン音や排気音がとてもリアルであったり、運転席からのカメラのアングルがとても臨場感があり、車好きにはきっとたまらないだろうなというシーンが多かったです!!
一方で、複雑な人間模様を描かれているという側面もありエンツォ・フェラーリの送った生涯についてよく理解できる、とても満足度の高い映画でした!!
見どころ紹介
では、ここからは具体的にこの映画の見どころをご紹介していきたいと思います。
以下の内容はネタバレを含みますので、あらかじめご注意ください。
エンジニアとしての人生
まず、フェラーリ(会社)のトップとしてのエンツォの人生についてご紹介したいと思います!!
フェラーリ(会社)は、1950年前後のイタリアに、壮絶な戦争下の中で作られ、やはり工場などは空襲の影響を受けるなど、かなり当時の時代の色が強いというバックグラウンドを持っています。
そうした影響もあり、当時のフェラーリ(会社)は資金繰りの調達に手を焼いており、アメリカの自動車会社(フィアットやフォードなど)の援助を受けて、自社の特徴であるエンジンやデザインをそれらの会社に差し出すかどうかというところに悩まされています。
しかし、創設者のエンツォだけは車の技術に自信を持っており、
ロードレース『ミッレミリア』にさえ勝てればフェラーリは世界中で売れるはずだ!!
と、自分の実力を信じて疑わない姿が、すごくかっこよかったです!!
会社が潰れることなど全く考えておらず、勝つことだけを考えている姿が熱かったです!!
そうした中で、いよいよ迎えたロードレースでは数々の苦難を経て、チームフェラーリはなんとか優勝することができます!!
しかし、そのレースの最中にチームフェラーリの若きエースのデ・ポルターゴという人物が事故でなくなってしまいます。
デ・ポルターゴは劇中で主要な人物として描かれる若人であり、今後のフェラーリをまとめていく一人になる、と思っていただけにかなり衝撃的で悲しかったです。
エンツォ自身も、彼のことをかなり買っていたために、一人の人間としてショックが大きかったのですが、会社の責任者として、世間からのこの事故による責任の追及を、捌かなければならず、男としての生き様を印象的に描かれていました!
惚れます。笑
会社を立ち直すために、排水の陣で挑んだミッレミリアで優勝できたものの、大事な仲間を失ってしまい、エンツォの身の振り方次第では、一大事になってしまうというこのシーンでも、会社を第一に最適な行動をする姿が印象的でした!!
物語の中で、エンツォは血も涙もない冷酷な会社のトップである、というようなメディアの印象操作を度々受けますが、全くぶれない彼のスタンスは自分も見習いたいと思いました。
一人の人間としての人生
そんな企業のトップとしては、私から観て超人のようなエンツォでしたが、私生活では妻の他に愛人を作り、その間に子供を作るというだらしなさがありました。
エンツォに限らず、偉人の女性関係は、結構めちゃくちゃな人が多い気がします。
物語の序盤から、妻であり、フェラーリの共同代表のラウリは、エンツォとの間に生まれた息子のディーノの病死によって深い悲しみを抱いており、エンツォとの関係は冷え切っている。というところを描かれます。
エンツォとラウリの間には一人息子ディーノがいたのですが、残念ながら、ディーノは幼い頃に病気で命を落としています。
また、私はこのラウリという人物がこのストーリーのMVPだと思いました。
エンツォは二人の女性の間で揺れながらも、最後は愛人との間の子供を自身の息子と考えながらも、亡くなったディーノも大切な我が子であり、それを救えなかった自分が無力であったことを悔いている。という様子が描かれます。
この辺りは結構複雑なので、劇場で直接ご覧になる方が良いかもしれません。笑
今作のMVP 妻・ラウリについて
ラウリは最愛の息子を亡くし、そんな中で旦那のエンツォには愛人をつくられ、子供をつくられ、エンツォの母親にはいびられるシーンが多くみられるなど、かなり辛い人生を送っているなと思います。
しかし、エンツォにフォーカスを当てた今作では、そんな彼女が悲劇のヒロインであるような描かれ方はあまりされていないように思います。
それどころか、彼女は少し気の狂った人のような印象を受けるかもしれないシーンが多かったです。
こうしたところに彼女の強さを感じます。
彼女は、エンツォにある意味で人生をめちゃくちゃにされたと思いますが、一貫してエンツォに真の意味で不利になるようなことはせず、最後はエンツォにとって必要なことだけを残して、ディーノを思いながら、静かに身を引いていきます。
エンツォは会社のトップとしては素晴らしかったですが、プライベートはめちゃくちゃでした。
一方でラウリは、エンツォの妻としても、ディーノの母親としても、そしてフェラーリの共同代表としても超一流であったと思います。
今のフェラーリの成功は、彼女なしには語れないと思いますので、これからこの映画を観る方はラウリにも注目してみてくださいね!!
印象的だったこと
物語全体を通して印象的だったことは、エンツォやラウリに特に強く観られましたが、
それはそれ、これはこれ。
というような、良い意味での割り切りがあったということです。
どういうことかというと、
日本人的な感覚では、仕事とプライベートの線引きが良くも悪くも曖昧になりがちな傾向があるように思います。
しかし、今作に現れる登場人物では、多くの人間がそれぞれの複雑な事情や人間関係を背負いながらも、フェラーリという会社にとって最良な選択をするという信念においては、いずれの登場人物も一致していたように思います。
メリットがなかろうと、私生活が無茶苦茶になろうとも、とにかくフェラーリという会社の作る車にとって、故意に不利益を作った人間はいなかったと思います。
あるいは、こういった感覚は時代遅れと言われるのかもしれませんが、こうした熱い想いが、今日のフェラーリという絶対的ブランド力の地盤になっているのだろうなと感じました。
まとめ
映画『フェラーリ』はエンツォ・フェラーリの生涯を通して、今日のフェラーリを作り上げるまでの彼の
半生を描く中にも、熱い思いをもった登場人物によって、のし上がっていく様を描いた映画でした。
女性にだらしない側面もありましたが、劇中では最後には辻褄をきちんと合わせたように描かれており、ある意味では、人間らしい一生だなと感じました。
気になった方がいましたら、ぜひ劇場まで行ってみてくださいね!!
本日は以上になります。
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