こんにちは〜!!
今回は『ちょっと会社辞めてくる』を読んだので、そちらの読書感想文とその見どころを紹介していきたいと思います!!
特に、日曜日の午後の社会人で明日が憂鬱な方や、働きすぎて心が参ってしまった方におすすめの記事になります!!
『ちょっと今から会社辞めてくる』を読みましたよー。
はじめに
こちらの作品は、少し前になりますが福士蒼汰さんと、工藤飛鳥さんのキャストで、映画化されたことで話題になった作品です。
物語のあらすじとしては、主人公の隆はいわゆるブラック企業に勤めており、心を半分病んだ状態で辛い日々を送っています。
そんなある日、自分でも無意識のうちに自殺未遂を図ってしまいます。
その時にそれを止めてくれた、小学校時代の同級生と名乗るヤマモトと名乗る男によって山本の人生が展開していくという物語になります。
印象に残ったところ
こちらの話で印象に残っている場面はヤマモトが隆との会話の途中でのセリフです!!
”大人というのは分からないことを分からないと言えない生き物なんや。カッコつけな生き物なんや”
このセリフは首元に鋭いものを当てられたのではないかと思います!!
私たちは、大きくなるにつれて、だんだんと分かったフリをすることが、上手くなっていってしまうと思います。
それは処世術としては大切な側面があるとは思いますが、一方で事実として分からないということに変わりはありません。
こんなことも分からないようでは、先が思いやられるというような類のことはよく言われます。
では、それを言っている人の人生とは、実際どれほどのものなのでしょうか?
冷静に、一度少し考えてみたいと思います。
感じたこと
察するに、これを言っている人も若い頃に同じことを言われ、そして言われた側の気持ちを体験したことがあると考えました!!
では、
時間の経過とともに、自分がそれをいう側の立場になってしまっている。
これは、なぜでしょうか?
言い換えると、”分かったふりをできるようになること”は大人になる上で、必須なのでしょうか?
主人公の働いているブラック企業では、”分かったふりのできる人”ばかりで張り詰めた空気感であり、それが原因で主人公のような優しい人間が食い物にされてしまっていました。
私が考えるに、集団で生活していると、少なくとも一人、サンドバックのような役割を持たされてしまうことが多いと思います。
そしてその役割は、その人の能力云々というよりも、優しい人が無理やり、持たされると感じます。
主人公のような優しい人間は、多くの場合、このような理由で集団生活で損をします。
彼のような人物は、優しさやその気遣いすら周りに知覚させない完璧な気遣いをするからなのだろうと思います。
私は彼のような人物を、本当に素晴らしい人格者だと思います。
しかし難しいことに、周りはそれをいいことに、
こいつには何を言っても構わない、というふうに錯覚させてしまうほどにその優しさのクオリティが高いということです。
まとめ
主人公は、周りの空気を察する能力が非常に高く、無能であるという扱いを引き受けることで、自分自身が無能であると思い込んでしまいました。
そんな時にヤマモトが主人公に言った、
”サッカー選手がチームを移籍した途端に大活躍することがある”
という発言は、とても貴重なアドバイスであったと思います。
皆さんの中にも、もしかしすると現在、自分はなんて使えない人間なんだ、と思っている人がいるかもしれません。
私は思うのですが、あなたは優しすぎるのではないでしょうか?
たまには、周りを引き摺り回して生きてみても、許されるのではないかと思います。
本日のブログはここまでになります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!
さよ〜なら〜。
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