こんにちはー。
寝不足の日に限ってたくさんの仕事を振られがちなことでお馴染みのPeDeでございます。
これは何なんでしょうね。笑
悪いことは重なるとかよく言いますが、寝不足ぐらいのレベルでもこういうことは重なるので不思議で仕方がありません。
さて本日は川上未映子さんの『乳と卵』という作品を読んだのでそちらの読書感想文をつけていきたいと思いますよー。
川上未映子の『乳と卵』を読みましたー。(読書感想文レビュー)
はじめに
『乳と卵』は、女性として生きることの大変さを描いた物語だと思います。
物語は、豊胸手術を受けるために大阪から上京した巻子とその娘緑子、そして巻子の妹である夏子がメインの物語として展開されていきます。
この物語は女性的な肉体と精神性について詳細に描かれている鋭い作品だと思います。
印象的だったところ
印象に残っているのは豊胸手術を受けることに対しておそらくあまり深い考えを持ち合わせていない巻子と、その理由を想像する過程で自己嫌悪に陥ってしまう緑子の関係性です。
関西弁で思ったことを何の飾り気もなく語る巻子は女性の若さを取り戻したいからなのか、豊胸というモノに手を出そうとします。
別にそれは全く構わないのですが、女性の外見的な若さというのは別に胸にだけ集約されるモノでもないと思います。
若さを再現するという観点で物を考えるのであれば、肌のハリであったりそういったものをまず見る気がしますが、あまり彼女にそういった考えはありません。笑
そんな母親を見て娘の緑子は変わっていく自身のからだと、逆向きに変わっていくことに抗おうとする母親を見て静かな怒りとも悲しみとも取ることのできる複雑な感情になります。
まとめ
とても言葉で表しにくいのですが皆さんの母親が、いきなり豊胸するという趣旨のことを関西弁で思春期の頃の自分に言われたとしたら複雑な気持ちにならない方が難しいと思います。笑
女性の体は成長期と更年期にかけて、男性のそれよりも非常に大きく変化すると思います。
おそらく体だけが先行する形で先に成長してしますので精神の方が追いつかないフェーズが必ずあるのだろうと思いますが、この物語はその思春期の娘と、更年期の母親の食い違いといってしまうと安っぽく聞こえるかもしれませんが、これを鋭い感性によって描かれた作品でりとても面白かったです。
少し話はそれますが、娘の子育てをしているよのお母さんにとって、年齢的に娘の思春期と自身の更年期のピークが重なりやすい傾向にあるというのは神様の設計ミスなのではないかなと考えました。笑
本日は以上です。
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