皆様、新年明けましておめでとうございます!
さて本日の記事では、就活生必見の企業研究の内容になります。
今回取り上げる企業様は、『ロート製薬』です!!
わ〜!ロート製薬だ!私も小さい時からロートの目薬には本当にお世話になってます!
私の中では、目薬のイメージが強いですが、どんな会社なのか今回の機会に勉強したいと思います!!
それでは早速、一緒に学んでいきましょう!!
この記事は、製薬大手企業である『ロート製薬』がどんな企業なのか知りたい方におすすめの記事になります。
特に現在、ロート製薬を志望されている方や、就活をされている方に楽しんでいただける内容です!
目次をつけるので気になった箇所だけ見るなどの使い方もできますよ!!
目次
イントロ
まずは企業の概要をおさらいしましょう!
企業概要
社名: ロート製薬株式会社 (ROHTO Pharmaceutical Co., Ltd.)
創業: 1899年(明治32年)2月22日
設立: 1949年(昭和24年)9月15日
資本金: 6,504百万円(2024年3月期現在)
売上高:
- 単体: 128,937百万円
- 連結: 270,840百万円(2024年3月期現在)
従業員数:
- 単体: 1,687名
- 連結: 7,259名(2024年3月期現在)
上場証券取引所: 株式会社東京証券取引所(プライム市場)
主な事業内容:
医薬品、化粧品、機能性表示食品の製造販売
ロート製薬といえば、ロートの目薬のイメージが強かったですが、外皮薬の『メンソレータム(痒み止めetc)』や、内服薬の『バンシロン(胃腸薬)』、『新セイロガン(下痢止め)』、ドライアイの検査薬『ロートドライアイチェック』まで出していたなんて知らなかったです!
そうですね。
それらは医薬品ですが、他にもスキンケア商品として『肌ラボ(保湿ケア)』、『オバジ(エイジングケア)』、『スキンアクア(紫外線)』を展開しています。
これ以外にも『50の恵』や『ケアセラ』などCMで頻繁に聞いたことのある商品ばかりですね!
これって全てロート製薬の商品だったんだ~!すごーい!!
みんなにわかりやすいように事業内容をまとめてみたよ!
アイケア 目薬、洗眼薬など
スキンケア 外皮用薬、リップクリーム、日焼け止め、機能性化粧品など
内服薬、食品 胃腸薬、漢方薬、サプリメントなど
その他 体外検査薬など
歴史
続いては、ロート製薬の歴史について学んでいきましょう!!
ロート製薬は、70年以上にわたりヘルスケア製品の革新と品質向上に取り組んできた日本の代表的な製薬企業です。
目薬やスキンケア製品で広く知られる同社は、常に新しい挑戦を続け、健康と美を追求する消費者のニーズに応えています。
70年!?かなり長い歴史のある企業だったんですね!
スキンケア商品の展開もされていたのは知らなかったです。
もっと詳しく知りたいです!
分かりました!それではさらに詳しく創業期、成長期、近年の3段階に分けて深掘りしていきたいと思います!!
創業期 (1899年~1969年)
- 1899年: 創業者の山田安民が大阪で「信天堂山田安民薬房」を創設し、胃腸薬「胃活」を発売しました。
- 1909年: 点眼薬「ロート目薬」を発売。これは当時の眼科医界の権威、井上豊太郎博士の処方によるものでした。
- 1931年: 点眼薬「ロート目薬」を新容器「滴下式両口点眼瓶」で発売し、目薬業界に革命を起こしました。
- 1949年: ロート製薬株式会社を設立。
- 1952年: 点眼薬「ロートペニマイ目薬」を発売し、ラジオCMの効果で大ヒット。
- 1954年: 胃腸薬「シロン」を発売し、月330万個を記録する大ヒット商品となりました。
- 1961年: 大阪証券取引市場第二部に上場。
- 1964年: 点眼薬「V・ロート」を発売し、日本初のアスパラギン酸入り処方で疲れ目を訴求。
成長期 (1970年~1999年)
- 1970年: メンソレータム社(米国)より商標専用使用権を取得し、外皮用剤分野へ進出。
- 1980年代: 「メンソレータム」ブランドを拡大し、グローバル企業への足掛かりを築く。
- 1990年代: スキンケアブランド「オバジ」や「肌研」を発売し、ヘルス&ビューティーケアへと事業領域を拡大。
近年の展開 (2000年~現在)
- 2000年以降: スキンケア製品のラインナップを強化し、国内外での市場シェアを拡大。
- 現在: 医薬品、化粧品、健康食品など多岐にわたる事業を展開し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも行っています。
このように、ロート製薬は長い歴史の中で多くの革新を遂げ、現在も成長を続けています。
なるほど創業自体は100年以上前なのですね!
また、ロート製薬のイメージである『ロート目薬』を主力製品に約70年前に現在の『ロート製薬』が誕生したのですね!
その通りです。
ちなみにこのロートという名前は、当時の眼科医界の権威、井上豊太郎博士の処方によるもので、恩師ロートムンド博士の名前を商品名に採用しました。
へえー!おもしろーい!!
ロート目薬は製品改良が積み重ねられており、例えば、1964年の『V・ロート』ではアスパラギン酸を含むことで、治療薬から保険薬へと進化しました。
その後さらに、ビタミンA配合の『新ロート目薬』や、『新V・ロートプラス』ではパンテノールを配合、近年の製品では、パソコンなどのデスクワークの眼精疲労のニーズに応えての製品改良や、2016年ではスマホの長期使用による目の疲れに対応した『VロートPUREMIM』が発売されました。
時代のニーズに応じて常にアップデートする製品開発の姿勢が本当に素晴らしいです!!
自社の高い製品力に満足せず、常に顧客のニーズに対してアンテナを貼っているからこそできる、飽くなき探究心に脱帽です!!
スキンケア商品についてもまとめましたので参考にしてくださいね!!
- 2000年代: 「肌ラボ」ブランド展開開始。ヒアルロン酸配合の保湿ケア製品。
- 2000年代: 「オバジ」ブランド展開開始。ビタミンC配合のエイジングケア製品。
- 2000年代: 「メラノCC」ブランド展開開始。ビタミンCとE配合の美白ケア製品。
- 2000年代: 「エピステーム」ブランド展開開始。先進的なエイジングケア製品。
- 2000年代: 「ケアセラ」ブランド展開開始。セラミドバリアケア製品。
経営理念
では続いて、経営理念についてまとめていきましょう!!
ロート製薬の経営理念は、大きく以下のように定められています!
- 心身の健康に貢献: 豊かで幸せな生活を送るための心身の健康に貢献し続けることが最大の責務とされています。
- 長期視点での経営: 長期的な視点で経営を行い、価値創出に努めること。
- 社会の公器としての使命: 社会の公器としての使命を自覚し、社会課題を解決するために協働し、その便益を共有すること。
また掲げているビジョンについてもまとめていきます!!
ロート製薬のビジョンは、世界の人々に健康を届けることを通じて、個人や社会を「Well-being」へと導くことです。
- Well-beingの実現: 肉体的、精神的、社会的に健康で満たされ、尚且つ取り巻く環境面をも健康で満たされた幸福な状態を目指す。
- イノベーションの推進: 医薬品やスキンケアを含むさまざまな事業でイノベーションを起こし、幅広く「つなげていく」こと。
- 持続可能な社会の実現: 健康で幸せに過ごすことができる持続可能な社会の実現を目指す。ロート製薬は、「Connect for Well-being」を掲げ、事業活動を通じて世界の人々のWell-beingに貢献し続けています。
ロート製薬の経営理念とビジョンは、企業としての使命感と社会貢献の意識を強く反映していますよね!
実際に、目薬の製品改良を通じて常に革新を追求し、時代のニーズに応じた最適なアイケアを提供してきました。また、スキンケア商品の幅広い展開により、多様な肌の悩みに対応し、消費者の健康と美をサポートしています。
これらの実質的な取り組みそのものが、ロート製薬が世界中の人々の健康と幸福を実現するために努力している何よりの証ですね!
ではこのまま、企業文化を見てみましょう!
まず、ロート製薬の企業文化として特徴的なものとして、社員一人ひとりが自律し、チャレンジ精神を持って働くことを重視しています。
では大きく5つに分けてご紹介していきますね!
自律とチャレンジ精神
ロート製薬では、社員が自ら考え、行動することを奨励しています。例えば、「ARK(明日のロートを考える)プロジェクト」では、社員が組織変革や改革のアイデアを自ら提案し、実現することが推奨されています。このような取り組みを通じて、社員の自主性と創造性が育まれています。
「ARK(明日のロートを考える)プロジェクト」?
はい。このプロジェクトは、2003年に発足しました。社員が自ら手を挙げて参加し、会社の経営課題や働きやすさ、社会貢献などについて提案し、実現を目指す取り組みです。具体的には次のような3つが実現しています。
- 人事制度の改善: 「社外チャレンジワーク制度」や「社内ダブルジョブ制度」など、社員の声から生まれた新しい働き方の制度が実現しました。
- 健康経営の推進: 健康経営推進グループの設置や、健康診断の充実、体力測定の実施など、社員の健康をサポートする取り組みが進められています。
- 卒煙活動: 喫煙率0%を目指す「卒煙ダービー」など、社員の健康意識を高める活動が行われています。
ARKプロジェクトとは社員の自主性と創造性を尊重し、会社全体の成長と社会貢献を目指す具体性のある取り組みなのですね!
風通しの良い職場環境
ロート製薬は、役職や年齢に関係なく意見を言い合える風通しの良い職場環境を大切にしています。例えば、部署間の物理的な敷居を取り払い、社長室や会長室もなくすことで、上下左右のコミュニケーションを活発にしています。
社内外のチャレンジ支援
ロート製薬は、社員が新しいことに挑戦することを徹底してバックアップしています。例えば、「社外チャレンジワーク」制度や「社内ダブルジョブ」制度、「社内起業家支援制度」など、多様な働き方を推進し、社員の成長を支援しています。
イノベーターのDNA
創業以来、ロート製薬は「人とは異なる何かに挑み続ける」というイノベーターとしてのDNAを受け継いできました。この精神は、現在のコーポレートスローガン「NEVER SAY NEVER」にも表れています。どんな困難にもめげず、常識の枠を超えてチャレンジし続ける意志が込められています。
社会貢献と持続可能性
ロート製薬は、社会の公器としての使命を自覚し、社会課題の解決に取り組んでいます。持続可能な社会の実現を目指し、環境保護や地域社会への貢献活動も積極的に行っています。
事業戦略と強み
それでは次に、事業戦略を見ていきましょう。
イノベーションの推進
- 技術力の活用: 長年培ってきた技術ノウハウや高度な研究開発体制を活かし、より「有効性」「安全性」「利便性」に優れた新商品を生み出しています。例えば、ソフトコンタクトレンズを装用したまま点眼できる目薬「アルガードコンタクト」などがあります。
- エビデンスに基づく開発: EBM(Evidence Based Medicine)の考え方を商品開発に導入し、大学や研究機関との共同開発にも注力しています。
グローバル展開
- 海外市場の拡大: 日本で培った事業を世界110カ国以上に広げ、特にアジア市場での展開を強化しています。売上構成の約40%が海外売上であり、アジアの利益率が最も高いです。
多柱化経営
- 多様な事業領域: 皮膚科学から生まれたスキンケア製品「Obagi」や「肌ラボ」が収益の柱となり、売上構成比の約60%を占めています。また、再生医療事業や食に関わる事業にも注力しています。
続いては強みです!!
高度な研究開発体制
- 上野テクノセンター: 最新テクノロジーを集結させた研究開発拠点であり、高度な生産技術が蓄積されています。ここでは、医薬品製造で培った高い品質保証システムを用いてスキンケア関連製剤を製造しています。
- 強固な財政基盤とブランド力
- ブランド力: 長年にわたり築いてきたブランド力とマーケティング力を駆使して、新たな市場を創造し続けています。
顧客志向の製品開発
- 顧客の声を反映: アンケートや「お客さまサポートデスク」に寄せられた意見を開発に活かし、真に求められる商品を創出しています。
持続可能な生産体制
- 環境への配慮: 高品質・高効率な生産体制を実現し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも行っています。
まとめ
さて今回の記事は以上になります。
ロート製薬について企業理解が少しでも深まっていたら筆者は嬉しく思います!!
ロート製薬は、長い歴史の中で多くの革新を遂げ、現在も成長を続けています。
目薬の製品改良やスキンケア商品の幅広い展開を通じて、常に消費者のニーズに応え、健康と美をサポートしてきました。
経営理念とビジョンに基づき、社員一人ひとりが自律し、チャレンジ精神を持って働く企業文化を育んでいます。ARKプロジェクトなどの取り組みを通じて、社員の自主性と創造性を尊重し、風通しの良い職場環境を提供しています。
また、イノベーションの推進、グローバル展開、多柱化経営といった事業戦略を通じて、持続的な成長を目指しています。高度な研究開発体制、強固な財政基盤とブランド力、顧客志向の製品開発、持続可能な生産体制といった強みを活かし、世界中の人々の健康と幸福を実現するために努力しています。
それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!!
さようなら〜!!
参考資料
- ロート製薬公式サイト: https://www.rohto.co.jp
- IR情報: https://www.rohto.co.jp/ir/
- 製品情報: https://jp.rohto.com
- ロート製薬 企業文化:https://www.rohto.co.jp/company/philosophy/#:~:text=私たちは、社会を,は誇りに思います%E3%80%82
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