辻村深月の『鍵のない夢を見る』を読みました〜。

読書

こんにちは〜。

自意識過剰な性格をしているので、読んでいる本はリアルの人にはあまり知られたくないタイプでお馴染みのPeDeです〜。

わかってくださる方いませんか?笑

そんなあなたと友達になりたいです。笑

さて本日は辻村深月さんの『鍵のない夢を見る』を読んだのでそちらの読書感想文をつけていきたいと思いますよ〜。

辻村深月の『鍵のない夢を見る』を読みました〜。

はじめに

こちらは5章構成の短編集になります。

いずれも辻村さんのあの文章がとても心地よかったです。

私が最も印象に残ったのは5番目の話です。

この話は主人公の良枝が20代で結婚し、出産を経て生まれた子供(咲良)の育児について思いの丈を彼女の視点で赤裸々に語られる話です。

印象的だったところ

印象に残っているのは、良枝が絶え間のない育児の忙しさに翻弄される中で咲良に手を挙げてしまうのですが、これを近くで見ていた旦那がなんでもないというような、そんなこともあるよね、という反応をする場面です。

まずこの場面で最初に思ったことは、良枝は咲良のためにいろいろなことを投げ打っており、客観的にとても良い母親でありますが、それでも母親である以前にどうしても一人の人間であるために、瞬間的に完璧な母親でいることは不可能だということです。

私は子育てをした経験がないので想像だけになるので大変恐縮ですが、一人の人間を育てるということは、本当に大変なことなのだということがこの話を読んでいく中でひしひしと伝わってきました。

そうした大変な日々の中で、ほんの一瞬気が抜けてしまうことがクローズアップされてしまい、下手を打つとそれだけでダメな母親だという浅はかな評価をされかねないという残酷な現実は考えさせられるものがあるなと思いました。

母親なのにとか、子供の教育がなっていない、というようなことが気軽に言われますが、それは全く現実が見えていないと思いました。

2つ目に思ったことは旦那の良枝に対する態度です。

おそらく旦那は良枝の苦労をある程度推測した上で良枝に深刻に考えすぎないようにした優しさだと思います。

旦那はあまり印象の良くない描き方をされていますが、私は旦那はそれほど悪い人間ではないというふうに感じました。

旦那は日常生活の不満や仕事の不満を家庭に持ち込んでいるような描写はありませんでした。

しかしこの優しさは良枝には伝わらないと思います。

まとめ

重要なことは良枝の育児の中で感じている孤独は大変なものでありますが、周りの人間も案外気を使っているということなのかもしれないと感じました。

孤独を感じる時ほど周りのことが見えなくなりがちなので、時に冷静に周りを眺めることが大事だと思いました。

本日は以上です。

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